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顧客向けDMの背景にはシステム開発アリ

更新日:2021年12月14日

※時間の無い方は、色のついたところだけお読みください。 


 DRM(ダイレクトマーケティング)はシステムです。このシステムの意味にはふたつあり、コミュニケーションフローとしてのシステムと、いわゆるアプリケーション開発としての、システム開発ですDRMとシステム開発は切っても切れない関係にある、とも言えます。

 この事例はシステム開発をすることによって、3つの課題を一気に片づけてしまった、というものです。その3つの課題の解決とは、これまでこのブログでもご紹介してきた、これぞ!DRMの典型というものばかりです。

  1. ティーザー(事前告知)とプラミング

  2. 3回アプローチの原則

  3. 部門間連結



I. 背景と課題


 この事例では、顧客に対して、定期的なDMを送っておりました。例えば、購入して1年後、3年後、10年後・・・のように。パタンがいくつもあるため、すべて刷り分けをしていると大変です。そこで、パーソナライズDM(オンデマンド印刷)を採用しました。


 しかし、ここが課題、 顧客の方はDMを見ていない、と言う状況がありました



II. 解決策


 そこで、新たなシステム開発をし、以下の図のような流れにしました。正確には、すでに顧客とこの企業をつなぐシステムがあったので、システムの改修、追加、ということになります。


 

 これだけ見ると、とても簡単そうに見えますが、これをシステム開発を行わずに実行すると、意外に複雑です。ミスを誘発しやすくなるばかりか、その複雑さが故に、その分人手を割く必要が生じるため、コスト増にもなります。


 弊社が解決策として提案したのは、事前告知(ティーザー)、パーソナライズDM、セールスフォース(営業)、カスタマセンター(お客様センター)とを連携させることです。

 そして、これら4点をつなぐ仕組み、その仕組みの中で行き交うデータ生成、これがこのシステムに課せられた使命です。

 この連携とデータ生成を半ば自動化させることに至ったわけです。



III. システム開発によって実現されこと


 システム開発を行うことにより、冒頭で示した3点が実現するのですが、もう少し詳細に見てみましょう。

  1. 事前告知(ティーザー)を行うことによってプライミングを根付かせた。

  2. ティーザー ⇒ DM ⇒ 電話という3回アプローチの原則がなされます。

  3. さらに、大きな企業になればなるほど難しくなる、ティーザーとDMをマネジメントするマーケティング部門と、顧客への電話を担当する営業部門とが社内の体制を変えずにつながってしまうという、部門間連結がなされるわけです。


結びとして.


 DRMはシステムです。ここで言うシステムとは二つの意味があります。

ひとつは、コミュニケーションフローとしてのシステム。そしてもうひとつは、そのフローを作り上げるためのシステム開発です。


 効果的なDMを作成し、発送するにはこのように、背後にシステム開発が控えている、これがDRMの醍醐味だということがお分かりいただけるかと思います。


 DRMは顧客との一連の流れを作り、部門間連結をも実現してしまうという、副次効果があり、かつ、脳科学的にも説明がつくものなわけです。

 

 弊社はこのようなマーケティング系のシステム開発を得意とします、開発そのものは自社で行っていただき、そのための仕様のみをご提供する、「システム開発モックアッププラン」と言う、ソリューションメニューもご用意しております。



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