時間の無い方は、色のついたところだけお読みください。
例えば、iPhoneの新機種が出るとき、事前にさまざまなリーク情報と呼ばれるものがあります。実際にApple社に聞いたわけでもなく、仮に尋ねたところで答えてはくれないと思いますが、あれはおそらくわざとやっている。
マーケティングや広告をやっている人たちの中では、このような方法はある意味常識でもあるのですが、こうした事前リークでは売ることは考えないので、大きなリスクであると考えてしまう方も多いです。
今回は弊社ホームページで展開した脳科学クイズQ3でご紹介した、プライミング効果獲得ための実践方法として、ティーザーというものについてお話したいと思います。
1. 「心の準備」「環境づくり」
ティーザーとは何か?、具体的な商品を明かさず、その商品の到来を予期させるような展開をすることを言いますが(現場ではさまざまな工夫があるので、商品名を明かす場合もある)、簡単に言うと、レスポンス、あるいは購入のための「心の準備をしてもらう」「環境づくり」をするマーケティングのことを言います。
ここで大切なことは、レスポンスや販売を期待しないこと、です。
2. ティーザーをやらない方が無駄
このように言ってしまうと、「そんなの無駄だ」と思われるかもしれません。しかし、人間の脳は、とにかく忘れます。一度にたくさんの情報を処理することができません。しかし逆を言えば、既知の情報を繰り返すと忘却の防止にもなりますし、忘却といっても完全に忘れているわけではないのでプライミング効果が起きます。
初めて見るものは点と線の集まりでしかないのです。
マーケティングでも古くから同じようなことが言われておりました。
人間は世の中に無い物、手にしたことがないものを判断することができない。
そうすると、人間である以上、これは避けて通れないことです。避けては通れないところにマーケティングを投下してしまっては、却って無駄になってしまいます。
こうしたことはマーケティングをやる人たちの間では、経験値としては分かってはいたのですが、何故なのか?という説明が出来ませんでした。脳科学 / ニューロマーケティングではそれが可能になります。
3. このブログも
DMでもメルマガでも、SNSでも「何でも最低3回はやる」。も、当ブログで展開しておりますが、私は文章を読んだ人は少ないと思っていますし、それで充分だと考えております。
いつか「あ、あんなこと書いてあったな」と思い出した時にでも読んでいただければOKだと考えておりますし、色のついたところだけでも読んでいただければこのブログの展開は成功だと考えております。 それ以前に、少なくとも、多くの方はここで掲示している絵を見ているわけでして、「何でも最低3回はやる」は反復になります。
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