​NT式!DRM(ダイレクトマーケティング)概論

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講師マーケティングプランナー 細野晴義

エミーとコータの物語

第1話 マーケティング体験-2

さて、ふたりはどんな体験をしたでしょうか?

※読みにくい方は以下のPDFファイルをダウンロードしてください。

(C) 2020 Neuro-techniKa Co.Ltd.,大川みか

 さて、二人とも日頃猛烈に仕事をしていますが、エミーは疲れていても動画制作を趣味にしていてそれは彼女にとっては気分転換でした。「いつかはYouTuber!」とまではいかなくても、友達と一緒に撮影した旅行日記などを編集したい。という思いから動画編集をしはじめ、最初は簡単に、iPhoneで撮影したものをそのままiMovieや他のアプリで編集していたのですがだんだんと欲が出て、動画編集に耐えうるパソコンが欲しくなりました。

 元々メカニックなことが好きな彼女はメモリやCPU、その他スペックをいろいろと見比べて、テックス社のSuperTEX 2577というのを買いました。

 コータは家に帰ると毎日テレビにYouTubeをつないで見るのが日課になっています。元々パソコンは苦手で会社では仕方がないから使っているという感じでした。しかし、テレワークが進み、自宅で仕事をすることが増えたのと、どうせなら、ノートパソコンがあればどこでもYouTubeが見られると思い購入することにしました。彼もまた、テックス社のパソコンを買うのですが、商品名はよく覚えていません。ただ、CyberTEXシリーズだというのは知っています。ExcelやPowerPointが使えるよう、最低限のスペックは確認しましたが、スタイリッシュでメタリックシルバーのボディが購入の決め手でした。しかし、ボディのデザインには悩みました。YouTube広告とWEBサイト、テックス社と他社のと、何度も見くらべました。実際に届いたものは想像していたのと少し色合いが違っていたのですが満足はしました。

 購入前、ふたりとも、テックス社のYouTube広告を見て、その広告をクリックして同社のサイトを見ます。その後メルマガ登録をしてメルマガが送られてきます。テックス社の他に3社、候補があったのでメルマガはたくさん送られてきて、すべてを見るわけではありません。なお、このメルマガについては、エミーにはテキストのメール、コータにはHTMLのメールでした。

 テックス社のホームページでもじっくりと他社のと見比べます。エミーは元々テックスユーザーだったので自分の住所も氏名もテックス社に登録されています。関心のある機種としてSuperTEXシリーズを登録したら、やがて送られてきました(何が送られてきましたか? YouTubeのURL付きのメール、QRコード付きのメール、定期的なメルマガ、ダイレクトメールなど)

 そういえば、通勤するとき、駅のポスターでも見た記憶があります。コータによればテレビCMを見たとのことですが、テレビをあまり見ないエミーはYouTube広告で同社の動画を見ました。

 いろんなメディアでテックス社の広告を見ました。自社のメルマガでは相手の好みに応じて商品写真を入れ替えるのですが、どうもテックス社の場合はそれだけではないようです。

 同僚であるふたりはある日、自分が見たもの、送られてきたものについて話し合いました。

 

  二人ともマーケティング部門にいるため、他社のマーケティング、特に、違う業界のマーケティングには関心があります。

 そして集約すると以下の通り、テックス社のクリエイティブ(制作物)のパーツを切り張りして、ひとつにまとめてみました。エミーとコータでは見ていたものも届くものもが違う。エミーには購入後もメルマガやDMが届きますが、コータには来ませんでした。

 つまり、どうもパーソナライズをしているらしい、というのはすぐに分かりましたが、ふたりがイメージしていたパーソナライズとはどうも違っているようです。
 

(C) 2020 Neuro-techniKa Co.Ltd.,大川みか

エミーに届いたものの特徴
  • 掲載される写真は追加するパーツの写真、メカニックなものばかり。
  • その写真は整然と説明は並んでいる。説明が詳細。
  • 関心事に動画制作を選んだ成果、動画制作にまつわる話題が多い。
  • 割引特典が強調されている。
  • 購入後のメルマガは不定期なように感じる。
コータに届いたものの特徴
  • 掲載される写真はパソコンのボディがどでかく。色具合を強調、しかし実物とはやや違う。(実物はもう少しくすんだ感じだった)
  • 利用シーンの写真が多い。家で仕事をしているシーン、動画を楽しんでいるシーン。
  • ​こちらも割引特典がついている。
  • 購入後一カ月後に初めてのメールが来た。以降、定期的に来るのかどうかは分からない。

 さて、ここで問題です!

  1. ふたりがテックス社のクリエイティブの特徴を見て、どんな印象を受けたのでしょうか?また、なぜあらかじめイメージしていたパーソナライズとは違うのでしょうか?

  2. (もし余裕があれば)エミーとコータのストーリーから、マーケティング的に注目したワードは何でしょうか?


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